「あの丘の木になっているリンゴが食べたい」 そうあたしは思った 誰かがお前には無理だと言った
転びながら丘を駆け登り根元まで来たら もう息は切れていた ひざはすりむけていた
木に登るには とても背が届かないと知った あたしはすぐに安心した
あきらめる理由をたくさん探し当てたから… だけど 深呼吸したあと家に戻って
はしごをかついだら また丘を登り、もういちどここへ来れば
リンゴに手が届くってことも 気づいてたんだ
「あの丘の木になっているリンゴが食べたい」 そうあたしは思った 誰かがお前には無理だと言った
転びながら丘を駆け登り根元まで来たら もう息は切れていた ひざはすりむけていた
木に登るには とても背が届かないと知った あたしはすぐに安心した
あきらめる理由をたくさん探し当てたから… だけど 深呼吸したあと家に戻って
はしごをかついだら また丘を登り、もういちどここへ来れば
リンゴに手が届くってことも 気づいてたんだ